私が小学校六年生の時、事件は起きた。

そのころ母はキャバクラで働いていたらしい。

母はある客とひかれあった。

私達に内緒で子供まで作っていたらしい。

ある時電話で祖母は相談を受けたらしい。

だが作ってしまえばもう遅い。

勝手にしろ!!そういい残した。

私は涙が出そうになった。

私のことなんかどうでもいいんじゃないかって思って。



2008/4/18 2人目誕生。
名前は「空」


空が産まれてからは頻繁に家に来るようになっていた。

まぁ弟なんだからと思った。


だけど・・・夏休み、母はお腹の痛みを感じた。
直ぐに病院に・・・いかなかった・・・

その理由は分からない。
勝手な思い込みだが・・・子供が心配だったのかも・・・

2008/冬

とうとう本格的に痛くなり、市の大病院にいった。

するとただの膀胱炎だ。と言われたらしい。

薬を貰って、1日何度も何度も飲んだ。


だけど、一向に良くならない。それどころか悪くなる一方だった。

とうとう入院した。

手術もした。

成功して、一度退院もした。

それからは、面白可笑しく、ケンカもしたり、笑いあったりもした。


それが最後の元気な姿だったのかもしれない


春、母はまた入院した。

また手術した


だけど、聞きたくもない言葉が祖母の耳をよぎった。


-生きて3ヶ月。抗がん剤治療などを受けても6ヶ月-


私はそれを祖母から聞いたとき、大泣きしてしまった。



そ・・ん・・な・・


本人に余命は伝えなかった

だがガンだと言うことは伝えた

母はそれを聞いて頑張るといったそうだ。

私は辛かった。涙が出た。

本人は余命は知らないのに頑張る・・・そんなの・・・辛い・・・


入院中、母は元気になったときに笑顔をみせた。
そのとききいたんだ。

ママはなんの花が好き?
母は

ママは桜が好き

って・・・

桜・・・

当時私は吹奏楽部だったから桜なんて・・・とることも出来なかった。

そうしたら。