「私、あいつに酷いことされてきて逃げてたの」



何で信じてくれないの?
私を信じてくれるんじゃないの?
結局あれから、雪兎の家へ帰ってきて、話をしてる。
でも信じてくれないよ。




「傷とかある?」



「え?傷が無ければ、何も無いって言いたいの?心はズタズタなのに!私、雪兎ならわかってくれると思ってたのに!」



「ゆき、とりあえず1度帰って頭を冷やした方がいいよ。さっきね、ゆきがトイレ行ってる間にゆきをよろしくって言われたんだ。きっと何か誤解してる」