他の鳥たちが去ってしまったので、この場には赤い鳥と青い鳥の2羽だけが残りました。





「僕を助けてくれてありがとうございます。」





青い鳥は言いました。





一度もいじめから助けてもらったことがない青い鳥は嬉しかったのです。





しかも助けてくれたのが憧れの赤い鳥だったので、なおいっそう嬉しく思っていました。





「たいしたことしていないわ。」





赤い鳥はまさか素直にお礼を言われるとは思わなかったのでしょう。





とても驚きました。