またある日、赤い鳥は青い鳥がいじめられている場面に遭遇しました。





青い鳥は他の鳥たちに泥をかけられていました。





蒼色の羽根、藍色のくちばしや爪はみるみるうちに泥で汚れていきました。





しかし青い鳥は文句ひとつ言わず、他の鳥にされるがままになっていました。





これを見ていた赤い鳥はついに堪忍袋の緒が切れてしまいました。





赤い鳥はこういった陰湿ないじめが大嫌いだったからです。