ある日、青い鳥は偶然赤い鳥を見かけました。





「どう、わたしの羽根、とても美しいでしょ?」





ちょうど赤い鳥は周りの他の鳥に自慢しているところでした。





「まぁ、あなたの羽根の色じゃあ、わたしに勝てるわけがないわよね。」





そう言って赤い鳥はクスクスと笑い、周りにいる他の鳥を馬鹿にしていました。





青い鳥はその様子を木の影から見ていました。





そして「自分もあれくらい美しい色をしていればいいのに」と思い、赤い鳥を羨ましく思ったのと同時に、憧れました。