またあるところに、青い鳥と呼ばれる鳥がいました。





なぜ青い鳥と呼ばれているのかというと、この鳥のすべてが青かったからです。





蒼色の羽根、碧色の瞳、そして藍色のくちばしと爪。





この青色は飛べば空の色に溶け込まれてしまうほど、澄んだ色をしていました。





そして青い鳥は他の鳥とあまりにもかけ離れている色をしているので、いつもこの青色を恥ずかしいと思っていました。