むかしむかし、あるところに赤い鳥と呼ばれる鳥がいました。





なぜ赤い鳥と呼ばれているのかというと、この鳥のすべてが赤かったからです。





紅色の羽根、朱色の瞳、そして緋色のくちばしと爪。





この赤色の美しさはどの鳥にも劣らない、妖艶な美しさをはなっていました。





そして赤い鳥はいつも自分の美しさを自慢しては、他の鳥を馬鹿にしていました。