まるで、面倒なモノを片すような仕方だったと思う…。 処女を捨てる行為を終えれば、煙草を吸って私を見下げてきて。 「慣れるまでは抱いてやる。 その間に勉強しておけ…、いいな?」 「っ…、はい・・・」 どこまでも冷たい瞳と言葉に、涙すら出て来なかった。 それでも私は、ファシズム体制には逆らえない。 ううん…、もっと忠実になってしまったの・・・ だけどもう限界、無理だよ・・・ 彼女に煌々としている主様なんて、見ていられないの。 普通の人間に戻りたい…、もう、ついていけない――