「亜希、この前私たちアキの話したっけ?」 ずっと成り行きを見守っていた由真がふと口をひらいた。 「そういえば、して・・・ない」 何度思い返してみても仕事の話をした記憶はなかった。 「じゃあどうしてアキのことを知ってるの!」 「それは、」 そこで一度区切った輝、 「-―――――――。」 続けた言葉はチャイムによってかき消された。 「何、もう一回言って!」 「残念、時間切れー」 そう言って輝は屋上を出ていった。