「亜希さん、よく眠ってらっしゃいますね」 すぐに戻ってきた佐藤さんは にこにこと笑顔を浮かべながら 次々に料理を取り出し、並べていく。 「ああ、全然起きないよ」 俺はベッドに腰かけて亜希の寝顔を見つめた。 「そうだ。ごめん佐藤さん、亜希のこと」 「仕事のことなら平気ですよ?寧ろ助かっています。…でも、」 佐藤さんは扉の前で立ち止まると少し怒ったような表情で振り返った。