あたしは、のぶに会う決心がついた。



のぶを考えるたび


ナツのことをどう言えばいいのか。



どう説明しよう。



どう言い訳しよう。



ずっとそんなことを考えて憂鬱だった。





でも、決心したんだ。



のぶにちゃんと言うって。



父さんがあたしに言ってくれたみたいに


あたしものぶに言うんだって。



きっとのぶなら、分かってくれる。


あたしの大好きな人だから、きっと分かってくれる。




そう信じていた。