「こんにちは、霞ちゃん。」
病院入り口にいた警備員さんに声をかけられた。
「こんにちは、畑田さん。」
彼はあたしが小さい頃から、ここで警備員をしている。
「今日は、検診ですか?」
「はい。」
「そう、でもだいぶ良さそうだね?」
「…そう、ですね。」
あたしは曖昧な返事をして、畑田さんに会釈をして中へ入って行った。
今日は、約束の二週間後の検診日。
あたしは緊張していた。
「もし、良くなっていなかったら…又…
暗く考えるのはよそうと思い顔を上げると、エレベーターの横で早川先生の姿が見えた。
「早川先生!」
振り向いた早川先生はあたしを見てニッコリ微笑んだ。
─誰かと話している…女の人?
近づいてみるとそれは、あたしの知っている人だった。
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