初めてだった。


声をあらげて怒る臼井さんを見るのは……。


正直、怖かった。


普段、笑顔とふざける姿しか見た事ないから……。


「悪い…。何怒ってるのか言わないと分からねぇだろ?
理由が分からないと、俺も答え様がない……。」


誰もいない、街灯一つしかついてない、公園に車を止めた。

「話ししようぜ?」

サイドブレーキを引いて、エンジンを止めた。