車の時計が『6:55』をさした時だった。


私の車が、一台の車のヘッドライトによって明るく照らされた。


「来た…?」


周りが暗いから、相手の車がいまいち見えなかったけど、見慣れた白いセダン車が、隣に停車した。

「臼井さん?」


ドアが開いて、車を降りて来た。