チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》

「あれ?亜矢ちゃんじゃん。何やってんの?こんなとこで」

「臼井さんに逢いたかったの。
車が見えたから、先周りして此処で待ってたの。」


そんな私に臼井さんがニコッて笑ってくれて「可愛い事言ってくれんじゃん。」

周りに誰もいないのを確認して軽く私の唇にキスをした。


「もう一回していい?」


その問い掛けに私は小さく頷いた。


目を閉じて、キスされるのを待つと、誰かが階段を上がって来る音が聞こえ、慌てて私達は離れた。