「ねぇ……。」


「ん…?」


「どうしよう…。」

「何が…?」


臼井さんに腕まくらされながら、告げる。


「妊娠……したかも……知れない…。」


「えっ…!?」



少し体を起こして、瞬き一つしないで、私を見た。


「こないの……ずっと……。」


その言葉と同時に、臼井さんが、私から視線を逸らした…。