「臼井さん…何か有ったの……? 今日、何か変だよ?」 浴槽の中、抱きしめながら聞いた。 「ないよ…。亜矢が心配する様な事は、何も無いから。 不安にさせて悪かったな?」 私を抱きしめる腕に力が篭った。 ピチョン……。 天井の雫が落ちた。 私の心の中の涙も、一緒に……。 どうして…… 私はまだ不安なの……? 何で……?