チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》

荷物を積んで、車に乗り込んだ。


「もう……帰っちゃうの?」


その問い掛けの後、少しの沈黙……。


「ホテル……行っていいか?」


タバコに火を付けて煙りをふかした。


「いい…よ?」


いつもみたく、おちゃらけた臼井さんは居なくて……。


真面目な顔で、ホテルなんて言われたら、恥ずかしくなる。