チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》

「何、作ったの?」

レジャーシートに座った臼井さんが、お弁当箱を覗きこんだ。


「見て驚いてよね。開けるよぉ~?」


せ~ので開けたお弁当箱の中を見て、臼井さんは目を輝かせてた。


「スゲェー!唐揚げにエビフライに、卵焼きじゃん!!
タコさんウィンナーだし!!」


「プッ…。臼井さん子供みたい。」


タコさんウィンナーを口に放り込んだ臼井さんが、ニコッと笑って「男は、永遠の少年なの。」と言った。


今日、初めて臼井さんが笑った。