シートを倒して私は臼井さんの胸に寄り掛かってた。


もう一度この胸に抱きしめられてるんだ。


広い…暖かい胸に。

臼井さんのおっきな右手が私の髪に触れて、ゆっくりと撫でた。


それが、凄く気持ち良くて……。


何も考えられなくなってた。