「私も、仁とずっと一緒に居る」

「うん、ありがと」





莉子の声は少し震えていた


俺も精一杯目に力を入れ、涙をこらえた。




「夢みたいだよ」


「夢じゃないよ」





「わかってる」


「じゃあ言うな」