4月 「入学式」

桜が舞うこの季節。
ほのぼのとした空気。
風がとても心地よい。

この自然たちが私に恋を誘ってくる。


[春央中学校入学式]

「やったぁーっ!!今日から中学生だぁっ!!」

今日は春央中学校の入学式。

主人公の岡埜真帆(オカノマホ)ちゃんはここの中学校に入学します。

真帆ちゃんのクラスは1年1組。

友達できるかな?


・・・・・・・


[1年1組]

ザワザワザワ

みんなの話し声が聞こえる。

マホ「運命の人、見つかるかなぁ・・・?」

「何言ってるの、真帆!!」

マホ「あっ!咲希!!」

「見つかるかなぁ、じゃなくて自分で見つけるの。見つけにいくんだよ♪」

この子は東塔咲希(トウドウサキ)。
スッゴク頼りなる、私の親友。

髪の毛は茶髪っぽくて、長い。
背が高くて大人っぽい。

見た目はそんな印象かな?

咲希はスッゴクモテるんだ!!

私の自慢の親友♪

マホ「はいはい、でもかっこいい人は見つかるんだけど、運命の人が見つからないの。」

サキ「そうなんだ、って髪の毛伸びた?!」

マホ「エヘヘ、少し伸びたけど縛ってないからそう見えるのかも。」

サキ「そっかぁ−!!ビックリした。」

私、岡埜真帆は髪の毛はこげ茶っぽくて、ストレート。
前髪はパッツンに近い。

性格は明るくって天然ってみんなに言われます♪

サキ「そういえば部活決まった?今週中に提出だって。早過ぎる!」

マホ「私はテニス部に入ろうかなって思うんだぁ。」

サキ「そっかぁ、真帆は運動好きだもんね。」

マホ「うんっ♪」

サキ「・・・ってん?決まった人は紙を顧問の先生に渡して即部活に参加OKって書いてある。真帆って紙出したの?」

マホ「出したよ。だから今日から部活!他にあと2人来るんだって。」

サキ「頑張ってね。」

マホ「うん、ってもう部活行かなくちゃ!咲希バイバイ」

サキ「行ってらっしゃい」

パタン

バタバタバタバタ・・・

サキ「真帆、うるさい・・・。」



楽しみだな!!

私はこの時はまだ気づいていなかった。

あの人に出会うなんて