もう一人の僕。

「なに、笑ってやがる!」
 
俊は額に青筋をたてながらバキボキと拳を鳴らす。
 
「これからどうなるか、わかってんだろうなぁ?!」
 
あぁ、逃げたい(泣)
僕の足が震え出す。
ガチガチとなにかが鳴り出した…
そう、僕の歯と歯が当たって鳴っているのだ。
 
『豊、頑張って!』
 
…ってなにを頑張れって…?
 
『う、それは…』
 
バキッ!!
 
「はうっ!」
 
ついユタカとの会話に気を取られ、僕は俊のパンチを不意に喰らった。
ドンガッチャーン…!!
その反動で俊が倒れたとことは逆方向に倒れた。
 
「俊…!!」
 
「お、おい。やめろ俊!!」
 
俊のパンチで目覚めたようにクラスメイトたちが止めに入ったが…
時すでにおそし…
後の祭だった。
…にしても、痛い…(大泣)