「引かないで聞いて欲しいの。今日会うけど…。きっと年が明けるまで言えなくなるから」 『わかった』 携帯を持つ手は冬なのに汗ばんでいる 「私の記憶が消える時は、嫌な記憶を抹消したい時なの」 『どういうこと?』 「人間って、出来るらしいんだ」 『へぇ』