夏子とは大学が始まってから会った

サークルに行けばよかったが、僕は始めてのバイトに夢中だった

「久しぶり」
何人かの女子とともに夏子は言った
『久しぶり』
「日焼けしてないんだね」
「ほんと、変わってないよね」
夏子の友達のハルと鈴香が言う
『バイトしてたんだよね』
「コンビニとか?」
『そう、コンビニ』
夏子はいつもより話さなかった

『あ、夏子。これ』
「あ・・・あの時の?ってか遅いー」
『ごめん、ごめん。』
「なかなかいいんじゃない?」
『ありがとう』

夏子は友達に見せている
なんだか誇らしい気分になった。