「でも、どうやって…?」 「俺に良い考えがある。」 俺が薫にその内容を話すと、薫は納得がいったという様な動作で頷いた。 それを見てから、俺はニヤリと笑ってみせた。 「じゃあ、この計画を実行させるために、必要なのがあるな」 いまいる体育教官室から、廊下を覗く。 すると、見知った顔が不安そうに廊下を歩いていた。 …つくづく、神が俺に味方したいと見える。 「おーい、加藤君?」 さて、計画実行といこうか…?