『本来なら、君たちは本日中に政府機関に送られ、何らかの拷問や陵辱を受けながら死ぬ予定だったのだが…。
私は、君達を買い取った。
…そう、買い取ったんだ。
しかし、既に君達は戸籍も消され、死んだ扱いにされてしまっている』
…仮面野朗の言葉に、声が出ない。
隣に座っている一華が、泣きそうな瞳で俺の手を握ってきた。
それを、ギュッと握り返す。
『そこで、私はとあるゲームを思いついた。
生き残りを賭けて、ちょっと殺し合いをしてみないか?』
…まさに、絶句。
辺りは、静まり返り、誰も言葉を発しない。
『私は、このゲームを政府のお偉い方に話した。
すると、政府の方は喜んで賛成して下さってね。
…このゲームを行うにあたって、色んな援助をして下さった。
そう、DEAD GAMEのね。』
