『まぁ、話の続きを聞きたまえ。



…残念な話だが、君たちは政府から捨てられたのだ』




「…何言ってんだ、このオッサン」


「…意味、分かんないし…」




仮面野朗の唐突な言葉に、クラスの中から笑いが起きる。



しかし、仮面野朗はそんな俺達をまるで見透かしたように落ち着きたまえと言い放つ。





『最近、青少年による犯罪が後を絶たないのを知っているね?


それに呆れた政府達が、見せしめの為に各都道府県から一校…。



そう、一校だけをランダムに選び、その最上級生である3年を処分する事に決めた。



処分、所謂処刑と言う意味なんだが…。




そんな栄えある一校に、この桜橋高校が選ばれたと言うわけだ!』







「…………」


「…うそ、」





…教室は、静まりかえった。


まさか、信じれるハズがない。