「恥ずかしがり屋さんだね」 そんな言葉を呟いた後、もう本当に無意識のうちに瑠璃を芝生の上に押し倒していて―――。 「…んっ…」 唇を押し付けるように、重ねていた。 瑠璃の顔の横に付いた手のひらに芝生のチクチクとした感触を感じながら 「り…く…っ」 ふたり一緒に、上から真下に落下していくようにキスが深みにハマっていく。 「こんなにスカート短くして…」 剥き出しになった瑠璃の肌に、サラサラと指を滑らす。 「他の男子に見られたら嫌だよ」 ここだって。 無造作に開かれた瑠璃の鎖骨を見つめる。