瑠璃の幸せが “凜久くんと一緒にいること” だったら、私はもう邪魔しない。 って、 瑠奈は言ってくれたんだよね。 「それよりも、正直気になるのはあのふたり」 「へ……?」 誰のことだろう……? そう思って、 凜久の瞳を見上げた。 「今日はもう寝ようか」 すくっと立ち上がった凜久が、 ベッドに移動して布団を持ち上げた。 「瑠璃が先に入って」 や、やっぱり一緒のベッドに寝るんだね……。 ドキドキしながら、布団の中へ潜った。