――『ほら、瑠璃の期待に応えてやらないとな?』 馴れ馴れしく俺の肩を叩くのは、どっからどうみても…… “悪魔”な俺の方だ。 「瑠璃……」 こんなことされたら…… いくら俺でも ――――ムリ。 悪魔の、勝利。 下着の中に忍ばせていた指を持ち上げて…… そっと上へ上げれば 「……ッ」 恥ずかしさがピークに達した瑠璃の顔は、これ以上ないってくらい真っ赤。