「瑠璃ちゃんのいとこ、瑠奈って子に頼まれて。……私は最初から遊くんの力になれればい「そんなことどうでもいいよ」 そんな、理由か。 どいつもこいつも 何で俺と瑠璃を引き剥がそうとするんだよ。 今回のターゲットも…… 結局は、俺かよ。 どす黒い感情にまみれながら、部屋を出て行こうとする。 瑠璃には、先に帰ってもらって良かった。 こんな姿、見られたくなかった。 なのに、なんで――、