ギシッ……と、出来るだけ静かにベッドのスプリングをきしませて

瑠璃と、後ろの壁の間に背中を沈ませる。


くるっと瑠璃の方に向き直ると、片腕をお腹に回して俺の胸の中に抱き寄せる。



瑠璃の甘い香りと、柔らかな体温と鼓動が混ざり合って


余計に心地よく感じる。





耳にかかる髪を指ですくって、
そっと流すと


「少しだけ…寝させて?」


出来るだけそこに唇を近づけて、ささやくと


ピクッと瑠璃の肩が震えた。




剥がしたタオルケットの半分をかけさせてもらって


瑠璃をギュッと抱きしめ、髪に顔をうずめた。