愛しの俺様くん

だけどそれももうおしまい。

ばれてしまったものは、しょうがない。

でも…あたしが否定しない理由はちゃんとあった。

やろうと思えば否定もできた。

けど…あたしが否定しなかった理由は……

「あんた。あたしが怖くないわけ?」

「お前みたいなチビこわかねぇよ。なめてんのか?」


こいつがそんな理由であたしを恐がらないから。


まっ。絶対言わないけど。

「殴るわよ??」

拳を作って水紀に見せる。

「やれるもんならな」

ふっと自嘲的な笑みを浮かべながら言われる。

やれるもんなら…か。

「んじゃあ。遠慮なく。」

だったらあたしは遠慮なくやらせて頂きます。