ガラッと音がして保健室のドアが開かれた。

もう…限界…!!!

「……………せ。」

幸い保健室にはあたしと片瀬くんしかいなかった。

「…降ろせって言ってんだよぉ!!」

半泣き状態なあたし。

足をばたつかせて降ろせ降ろせと喚く。

「あっ。ごめん…」

片瀬くんはゆっくり椅子に降ろしてくれた。

ほっと安心したのもつかの間。

今度片瀬くんはあたしの足に触れた。

「…ひっ!」

思わず過剰反応して言ってしまった。

さすがに…やばいよね??

「あっの…。片瀬くん。別に大丈夫だから、もう行っていいよ??」

つか、行ってください。