止めがかかっちゃったよ・・・。

ほんとに危ないよー。
助かったと思ったらまた危ないのぉ??
やだぁ!!

こんな危ない人と一緒にはいられないわ!!


「なん・・・ですか?」


「送ってく。」


「い・・・いいいいいです!!」


こんな人といっしょに帰ったらますます危なくなる・・・。


「それは送って下さいって事か?」


先輩がニヤッと笑う。


「ち・・・ッッ違います~~!!」


あたしは思いっきり否定する。
危ないよほんとに!


「ま、何でもいい。帰るぞ。」


「ふきゃ・・・ッッ。」


突然繋がれた手。
何故か手が熱い。
もしや・・・このあたしがこの人に一目惚れ?!
なわけないない!!


「ずっとさっきから思ってたけどさ、お前って奇声発するよな。」


「・・・。すいませんね・・・。」


「別に謝られる事じゃねぇけど。」


「知らないけど自然と出ちゃうんです。だから止められませんよ!!」


「そ。」


やっぱ素っ気な。


「そいえば、さっきはほんとにありがとうございました。おかげで助かりました。
あたしのファーストキスもとられずに・・・・。良かった。」


「お前、まだファーストキス?」


「はい?」

この後の先輩の言葉を聞いて、言うんじゃなったとすっごく後悔した。
だって・・・。