この当時、私は2面性を持っていた。明るく元気な優と、暗く怖い程冷酷で自分の殻に閉じこもる優と。
 
 
 
 今迄友達に気付かれた事は無かったし、反対に悩みなんて無いでしょ、と言われていた位だった。そんな私に彼は衝撃の一言を言った。
 
 
 
 その日も6人で遊んでいた。ショッピングしたりワイワイ喋りながらご飯を食べたりとカラオケでフリ―タイムで歌ったり。
 
 
 
 気付けばいつも右隣りにいたんだよね。
 
 
 
『辛くないか??』
 
『えっ??』
 
 
 
 その言葉の本当の意味が理解出来なかった。