いちごみるくのフェロモン

「リリ。俺もいい?」


「うん♪どーぞ。」


血を欲しがるカイの言葉に、食べやすいように服のボタンを2,3個あけてリリがいう。


カイはリリを優しく抱きしめて首に顔をうずめる。


ジュルッ…


生々しい音が部屋に響いた。


「っん。うまい、やっぱリリが一番だな。」


そういって、リリの首筋をひとなめして言う。


口の周りには血がついていて、瞳を赤く染めたカイの姿は


すごくセクシーで心臓をわしづかみにされる感覚だった。


「あぁ、ヤダヤダ。熱くなっちゃって。」


そんな2人を見て手をパタパタと仰ぐミサキ。


シンにいたっては、さっきまでのことはなかったというように食事を続ける。