いちごみるくのフェロモン

「それで…。」


「…。どうかしましたか??」


じーっと私を見つめてくるミサキさん。


研究室がちょっと不気味なこともあって怖い。


ミサキさんのほんのりとしたバラの香りの香水が


すぐに分かるほどの近さで見つめられる。


パープルの瞳には私の顔が映っている。


「……色魔のフェロモンは、



  同性でもききそうなのね。」


首筋の臭いをかかれてそういわれた。