いちごみるくのフェロモン

言葉が続かなくて困る。


「緊張しないで、そんなカイを奪おうとしてるわけでもないし。」


まぁ、座って。とうながす。


「そうですか…。安心しました。」


すこし、緊張の糸がほぐれたリリ。


柔らかなソファに身をゆだねる。


「ココには魔界のものがいっぱいあるし、好きに使っていいわよ。


あと、人間界の書物もあるから面白いと思うわよ。」


そういって、部屋の中のことを説明してくれるミサキさん。


とくに、ミサキさんの研究室での説明は


本当に楽しそう…