「…あなたは、魔界の子よね。じゃないと入れないし。


私、この学校の英語教師、そして魔女のミサキよ。」


よろしくね。と微笑むミサキさん。


セクシーな彼女だけれども、笑顔はやさしくって、


子供のようだった。


「私…色魔のリリといいます。カイの…幼馴染です。」


…こんなキレイな人とカイはいつも一緒なんだ。


そう思うと、なぜか笑うことができない。


カイに心配をかけないようにと普通にしようと


すればするほど、


胸の奥が締め付けられるように痛い。