「今日は誰の血を吸うの?」


首をかしげて女子生徒は言ってくる。


女を呼びよせるために、嫌でもフェロモンが出る体質。そして、そのフェロモンも度が過ぎる。この女子生徒たちはそのフェロモンに誘われここにくるのだ。


まじー血なんていらねーんだよ。


あくまで心の中でそう思いながら、笑って対処ずる。


「今日は、ミキちゃんかな??」


選んだのはこの中では1番血の美味いミキ。ミキ以外の女子生徒達は不満を口にする。


「またなの~??この前もじゃない。」


「ごめんね。」


そう謝っておいて、他の女子生徒たちを帰らせる。残ったのは自分とミキ。