もちろんまわりは何がおきたのかと驚き、何もすることができない。リリの周りには風が渦巻き静電気のようなものがバチバチとあった。リリには誰も近づけない。


「かい~どこぉ~。」


リリは、カイのことしか考えられずに泣いてばかり。周りの状況にも気づいてなくて止めようとはしない。というか、止めれないのだ。


ここに、もしいなかったら…私どーすればいいのよー。


探していたときも実は不安だった。どこにいるか、初めはなにも知らなくて。もう会えないと思っていた。でも、無理やりでも前向きにここまで来たのだ。


ずっと、溜め込んでいた不安は1度出してしまえばなかなかとまらない。


もう、自分にも止めることができない。


どうすればいいのか分からなくて、余計涙は出てくる。