「・・ッ三原」



うつむいていたが話をしようと顔をあげた。



が、その言葉を遮るように秋維が頭を下げた。

「山上 頼む。俺がこんなこと言うのは筋違いかもしんねぇんだけど、もう詩保とかかわんねぇでほしいんだ。

詩保の病気聞いただろ。・・あいつはホントに体弱いんだ。俺らが普段してる何気ないことでもあいつにとっては危険なことなんだ。ストレスとか悩みとかでも悪くすると発作を起こしちまうんだ。

だから、頼む。お前が委員長とか責任とかで詩保に会いにくんのはやめてくれ。
詩保を苦しませないでくれ・・・・」






何も言わない翔に対して

「引き止めて悪かった」

とだけ伝えて駅への帰り道だけ教えて秋維は公園を出ていった。