プルルル〜  ガチャ

「もしもし お母さん?」

『あら 詩保じゃない。どうしたの?』


「あのね 明後日退院できるかもなんだって!!」


『まぁ ホントに!?』


「うん。だから明日病院に来てほしいって悠先生が。来れそう?」


『ええ。明日でしょ。問題無いわ。でも嬉しいわぁ〜まさかこんな早くに退院できるなんて。お父さんか帰ってきたら伝えなきゃねぇ。』


「うん。私もびっくりしちゃった。
お父さんまだお仕事なの?」


『ええ。この頃忙しそうなの』


「そっかぁ。お父さんともお話したかったのに・・・じゃあ退院のことちゃんと伝えといてね。

うん。うん。わかった。
うん。じゃあね」



ガチャと電話を切った





詩保のお父さんは大手企業の副社長

とても忙しい身だが詩保のことを溺愛しており詩保が家にいるときはなるべく早く帰ったりと優しく詩保は大好きなのだ