そんな私のもとにすごいものが来た。




それは生徒会からの手紙。



学園の校章が捺された封筒を受け取ったとき、私は驚きのあまりめまいがしたくらい。



しかもその手紙の内容は、私に生徒会書記を務めてほしいというもの。




なんの取り柄もない私なのに…。




『貴方なんかが棗様のお側に召されるなんて納得できないわ。』



同じクラスの三条さんは敵意を剥き出しにしてくる。


『私だって分からないんです。だって私…。』



『わかっているなら辞退なさいよ!!』




他の女子達からもそんな声が投げ付けられた。



私が望んだことじゃないのに。



お嬢様達は怖い。