「陽ー!」 気づかずに離れていく 陽を呼び止めると 彼女はくるっと振り向いた 俺の姿を捉えた陽の表情は 困惑に満ちていた 仕方なくオレから歩み寄り 「鈴、落としたよ」 小さな黄色の鈴を手渡した 『あっ』 とでも言うような表情をして 彼女はそれを受け取り 『ありがとう』 と頭を下げた