君の声。



「悠斗、何もらったの!」

言葉と同時に司はさきほどの紙を奪い取った


「おい、ちょ」



「なになに・・・


皆川君へ

さっきは無視してごめんなさい

急に話しかけられたから、
焦ってしまって・・・

もう分かったと思うけど、
私は声が出ません。

でも、こうやって紙とかで
お話できるので

よかったら、
また話しかけてください。



・・・・だって。
悠斗、隅に置けないなぁ」


「律儀なヤツ。」


「てか、いつの間に話しかけたんだよ!」


「お前のために
話しかけてあげたの。

さ、カラオケでも行こう」


俺は司の頭に手を置き、
歩き始めた。


「おい、詳しく聞かせろ!」

司は少し怒ったように
俺を追いかけてきた。