「パパはどうだかわからないけど間違いがあっても良いかなってママは思っているのよ?」


「はぁ?なにそれっ」


あからさまにHして良いって言われているみたいで更に耳まで赤くなる。


「だって結衣がやっと男の子を気にするようになったんだものね それが玲央くんだったら大歓迎よ」


――ママ・・・・・・何を夢見ていらっしゃるのぉ・・・・・・?神崎家と親戚関係になりたいとでも?



結衣はおおげさに溜息を吐いた。


「もうっ!バカな事言ってないでよっ!さっさと行ってっ!」


「ちゃんと玲央くんに何が食べたいか聞くのよ?」


念を押され結衣は苦笑いを浮かべながら「はいはい」と答える。



そして慌ただしく多恵子は出かけていった。