「や・・・・・・ぁ・・・っ!」


結衣は玲央から顔を背けた。


とてもかなわない力で抱きしめられていて動けなかったからだ。



「結衣 結衣は俺の事が好きなんだろう?」


「す、好きじゃないっ!」


――いきなりこんなことをする玲央は嫌いっ!昔の優しい玲央じゃない・・・・・・。


「そう・・・・・・結衣が好きじゃなくてもかまわない」


そう言うとグイッと引き寄せられ唇が再び重なった。